新人研修課題を通して学んだことと今後の展望

2023年7月中途入社の新入社員です。
今回は弊社クラウドスミスの新人研修の様子についてご紹介します。

参加した新入社員のご紹介

はじめに対象となった4名の新入社員の状況からご説明します。
4名とも業種未経験の中途入社です。

  1. 自己学習でスマートフォンアプリケーション製作経験あり。職業訓練(6ヶ月)受講後に入社。
  2. 学生時代にPythonの経験あり。内定後から入社までの1ヶ月間はオンライン学習サービスで自己学習。
  3. C#(Unity)やPHPを自己学習しており、職業訓練(2ヶ月)でJavaを経験。
  4. Progateなどの学習ツールや、phpアプリの自己開発を半年ほど実施し入社。

今回はこちらの4名が新人研修に臨みました! ※撮影タイミング都合で写真は2名のみです。

新人研修について

新人研修は、7月3日~7月28日までの約1ヶ月間で実施されました。
実践形式でWebフォームを作成する課題があり、ガントチャートの利用や進捗確認など、研修後の業務を見据えた基本的業務の練習も含まれています。

新人研修の目標としては、次のようなことを掲げています。

1. エンジニアとしてのマインドセットを学ぶ

「何が求められているか?」「何が問題で、どうすればスムーズに達成できるか?」などを自分の頭で考える癖をつける

2. 技術を学ぶ

実務で必要な最低限の技術を主体的に学ぶ

3. 仕事の進め方を学ぶ

仕様の理解、タスク分割&見積もり、報連相などの仕事を円滑に進める方法を学ぶ

具体的な研修内容

研修の具体的な内容としては、弊社問合わせフォームを模したサイトを作成しました。

成果物イメージ
成果物イメージ

以下の2ステップの課題が与えられ、それらの成果や所感などを報告する発表会も用意されています。

① Django(Python)でのお問合せフォーム開発

Django

【設定スケジュール】

7月3日~7月14日

【要点】

Django(MTVフレームワーク)について理解することを意識した課題です。
この課題では、主にM(モデル)とV(ビュー)について学習しながら実装していき、あらかじめ用意されたT(テンプレート)を使って画面表示します。

【目標】

フォームの入力保持やバリデーションができること
テンプレートにデータを正しく表示できること
DBにユーザーが入力したデータを仕様書通りの型で保存できること

② React/Next.js(JavaScript)+ Djangoでのお問合せフォーム開発

React

【設定スケジュール】

7月17日~7月27日

【概要】

こちらの課題では、お問合せフォームのフロントエンドをReact/Next.jsで実装し、バックエンドをDjango REST frameworkで実装します。

【目標】

フロント側で入力値の保持とバリデーションが実装できること
バックエンド側でAPI連携を実装し、DBにデータを保存できること

③ 新人研修発表会

【設定スケジュール】

7月28日

①と②の課題に取り組み、実際の成果物についての説明と自身が工夫した点や所感などを報告します。
発表会にはマネージャー陣とメンターも参加し、それぞれからフィードバックを受けます。
フィードバックの中には「この課題を仕事として発注するなら、どのくらいの金額と期間で発注しますか?」といった質問や、「もう一度同じ課題を行うなら、どのくらいの期間で完了できますか?」といった刺激的な質問もありました。

メンターからの指導内容

研修中はメンター(指導者、助言者)がつきます。
今回の研修では2名のメンターから指導を受けました。

メンターからの指導としては、先ず今回の研修の概要説明があり、環境構築やGitの説明、タスクスケジュールの立て方などの説明があります。
研修に取り組んでいる間は、毎日定時に進捗報告会が実施され、その中で新人の状況把握や困っていることを共有し、アドバイスが送られます。
DjangoやReactについての説明もあり、ハンズオン形式で課題の理解を深めてから、実装に入りました。
新人からの質問には、その都度、口頭や社内チャットで対応してもらえます。

研修結果

事前学習の状況に差異があったこともあり、進捗状況は4名それぞれ違ったものの、Django単体でのフォーム実装は4名とも達成できました。
実装に詰まりがちな箇所については適宜メンターの指導を受けつつ、同期同士で教え合いながら研修を進めることができました。

研修を通しての感想

新人研修を受けて、学んだことや気が付いたことはたくさんありました。
4名の感想を抜粋してご紹介します。

学んだこと

  • 使用した言語(Python、JavaScript)の基礎知識
  • Webの基礎的な知識
  • DockerやWSLといった環境構築についての基礎知識
  • DBやSQLについての基礎知識
  • 質問の仕方や進捗確認・報告などの業務の進め方
  • 実装イメージや試行錯誤の結果を伝えた上で先輩に相談と質問をする癖がついた
  • スケジュールを把握し、必須アクションを都度管理する習慣が身についた

反省点

  • もっと予め自己学習を進めていればよかった
  • 自力で試行錯誤するのに時間をかけすぎた
  • 基礎知識が少ないため、動作原理を理解するのに苦労した
  • Pythonなどの基礎知識が少なかったため、言語としての機能なのかフレームワークの機能なのか分からず、調べる時間が必要になった
  • 試行錯誤や調べものに時間をかけすぎてしまい、タスクがスケジュール通りに進まなかった

今後の展望

  • 様々な言語やフレームワークがあるので触れていきたい
  • いずれは設計から実装、テストまで独力でできるようなスキルを身に着けられるよう勉強していきたい
  • 納期を視野に、タスクスケジュールの管理を徹底していこうと思った
  • 毎日自己学習するための環境作り(時間の工夫など)を継続する
  • 実務への参画に向けて、そのプロジェクトで必要とされる基礎知識から獲得していきたい
  • 試行錯誤や調べものに時間をかけすぎず、周りの先輩に報告・相談・質問する(タスクスケジュールを守れるように)

弊社の育成体制一部ご紹介

新人研修後の育成体制についてもご紹介します。

  • 学習サービスの有料アカウントを付与してもらえる
    • 入社前から自己学習用として発行してもらえます
    • 会社指定以外でも自身で使っているサービスがあれば、申請次第で発行してもらえる可能性もあります
  • 社員のスキルアップ施策がある
    • 自己学習に対して一部残業代が支給されます
  • 定期的な社内勉強会が企画されている
    • 自己学習した内容や業務で得た知識をアウトプット!
    • 新しい知識の共有や、社員間の情報交換も活発です
  • 新人研修終了後もメンター制度でフォロー体制がバッチリ!
    • 研修後の配属先でも相談や質問はチャットや口頭で気軽にできます
    • 定期的なメンター面談で日々の困りごとを共有してアドバイスがもらえます
    • メンター以外にもリーダーや上長にも相談しやすい環境です!

さいごに

以上で、今回行われた新人研修の紹介を終わりたいと思います。
自己学習や慣れない環境などで苦労することもありましたが、同期や先輩のおかげで楽しく、刺激的な研修を終えることができました。

株式会社クラウドスミスでは、一緒に技術を磨き、職人を目指す仲間を募集中です!
お気軽にご連絡ください!

採用サイトよりご応募お待ちしています!

採用サイトはこちら

前へ

【Phoenix】Elixir + Websocketで実装するリアルタイム通信

次へ

[golang]ErrGroupでgoroutineを簡単に使える